2023年5月 2日 (火)

近況

今年はじめての投稿です。
約4か月、ブログの更新をお休みしたのですが、その間何もしなったわけではありません。
レイアウト自体をいじることはなく、ひたすらに既存車両の車内整備や室内灯の取り付けを行っていました。
地味だけど、とにかく時間がかかる作業の連続です。
手先に集中して作業をしていると、時間があっという間に経過。
結果としてブログを更新している時間がない、ということの繰り返しでした。
ある意味、充実した時間の過ごしかただったのかも知れません。

昨今のインフレのおかげで、新車増備になかなか手が出せません。
本当に高嶺の花になりましたね、鉄道模型は。
でも幸いなことに、欲しいと思っていた車両の大半は揃っているので、今無理に買う必要もありません。
そんな状態なので、ここ最近で入線していたのはデクモとキハ261だけ。
ずっと前から予約していた車両たちです。
今回は、この2車種について記録にとどめておこうと思います。

まずはデクモ。
言わずと知れた、JR北海道の最新型の普通列車用気動車。
気動車だけど、自分で発電してモーターで走るから、電車と気動車のハーフみたいな車両。
今後の気動車は、こういった形態が主流になるのかな。
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トミックスから発売されたデクモは、2両セット販売。
実車は単行が多いはずなのですが、こういう売り方をしないとメーカーとして元が取れないのでしょう。
ブラックフェイスに明るく光るヘッドライトが目立ちます。

側面はこんな感じ。
金属みたいな質感を塗装でよく表現できています。
数年前から、トミックスの銀色塗装の質感はかなりよくなったと思っています。
デクモの印刷も綺麗です。
今どきの気動車は、台車がとてもあっさりしていて寂しいです。
モーターで走るのだから、台車は電車と一緒なのでしょうから仕方無いですね。
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室内灯を入れようと思って、車体を分解してみました。
T車はM車と共通設計のような造りになっていて、その結果室内表現は大幅に削減されていました。
これでは、シートや床板を塗装する楽しみは無いですね。
M車は許せても、T車がこれではね。コストダウン目的なのでしょうが、この方式はあまり好きになれません。
オマケに、窓枠の下の部分にグレーの床板がはみ出ている始末。
大丈夫か?トミックス技術陣…。
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とりあえず、グランライトプレミアムのナチュラルホワイトを取り付けて作業終了。
内装の見栄えの悪さについての対策は、後日考えます。

続いてキハ261ラベンダー。はまなすと色違いの車両です。
ブログをサボっている間に、キハ183系も引退してしまいました。
引退したはずのキハ283系がなぜか復活してはいますが、道内の気動車特急の大半がキハ261系になってしまったのですね。
車両管理の面では楽なのでしょうけど、技術的な進歩は止まったまま。
それでよいのか疑問です。
それにしても地味だなあ、この車両。
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キハ261系自体、もともと非常にあっさりとした外観だから仕方ないですね。
模型の塗装はとても綺麗です。車番も印刷済みなので助かります。
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せっかくなので、はまなす塗装の車両と並べてみました。
個人的には、登場時の青塗装が一番好きなのではまなすもラベンダーもイマイチに感じてしまいます。
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後ろの方にデクモも並べていますが、近年の北海道の駅ってこういう並びが見られるのでしょうね。
私はいずれの車両もまだ実物とご対面したことがありません。
コロナも落ち着いて来たことだし、久々に行ってみたいなあ、北海道へ。

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2022年12月29日 (木)

カトー 東武8000系の整備(その2)

 12/28から年末年始休暇に突入しました。1/4までお休みです。
どこにも出かける予定もないので、家でおとなしくしています。
コロナも流行ってきているみたいだし。

 東武8000系の続きです。
室内のシール貼りが終わりましたので、室内灯の取り付けを行います。
今回は経費節減のため、これまでに設置してきたグランライトプレミアムの余りLEDを再利用したものを使用します。Img_2700
上の写真のように、余ったLEDを3つハンダでつないだものにブリッジダイオードを付けたもの。
これだけだと非常に眩しいので、ダークフィルムを貼ってみます。

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写真だと、眩しさがイマイチわかりませんが、私的にはこれぐらいの明るさがよろしいかと。


 実際に取り付けてみます。
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先頭車に取り付けた状態です。車体の天井部に両面テープで直貼りしています。
ダイオードはもう少し小さめのものを使用したいところですね。
ダイオードと車体下部の接続方法は、ポリウレタン銅線でつないでいます。
東武8000系は車端部に妻窓があるため、カトー方式の集電金具を付けた場合、金具が非常に目立ってしまいます。
以前加工をおこなった、名鉄パノラマカーのような方法も検討しましたが、手間が異様にかかるので今回は見送りました。
ポリウレタン銅線が若干目につくことはありますが、遠目に見ると全くわかりません。
接触不良を心配する箇所を1か所減らすこともできます。
ただし、車体を上下に分解する時には注意を要します。


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 明るい状態で点灯試験をするとこんな感じになります。
明るすぎず、暗すぎずという感じでしょうか。
シートのグリーンが目立ち、手間を掛けたことが報われるひと時です。


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 夜景だとこんな感じに。
比較の対象がないので何とも言えませんが、私的にはOK。
やたらと貧しすぎるのは嫌ですが、減光処置が効いているので少しは実感的になったと思っています。
ちなみに、ダークシートは楽天の通販で探した物。お試し品とかで、送料込みで110円だったような気がします。
6両分、1シートでおつりが来ますので、抵抗を挟むよりコスト的には優れると思います。

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 6両つないで夜間撮影。
夜汽車ではありませんが、優しいナチュラルホワイトの明かりに哀愁を感じます。

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2022年12月11日 (日)

カトー 東武8000系の整備(その1)

インフレが止まりません。鉄道模型も、一部の再販品を除けば価格の高騰が続いています。
とてもではありませんが、最近発売される車両には手が出ません。
決して貧乏しているわけではないはずなのですが、10両編成で4万円近くなるようでは、もう庶民の趣味ではないような気がします。
ということで、今年の新車購入は非常に少ない。まあ、仕方ないですな。
自分の給与水準がインフレに追いつく日まで大人しくしているのが得策の様です。

新車の導入が少ないので、今まで購入してほとんど整備をしていなかった車両に手を加えることが多い今日この頃です。
今回の東武8000系もしばらく前に買って、少々スミイレしただけで放置プレイ状態でした。
この車両を整備してみたいと思います。

まずは車内整備から。
室内灯を付けた時にプラスチッキーな車内では寂しいので、色を入れます。
東武8000系はロングシートなので、筆塗り塗装でもやりやすいと思ったのですが、今回は自作シールを貼り付ける方法を選択しま選択しました。
事前に車体を分解して、ノギスでシートなどの寸法を測ります。
これをもとにして、エクセル画面上でシートや床板のシールを作ります。
カラーはネット記事などを参考にしています。東武を利用する機会が非常に少ないので、実車の色とは少々異なっているかも知れませんが、雰囲気重視ということで妥協しています。
はがき大のシートにプリントアウトしたものが以下の写真のものです。

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これをデザインナイフで綺麗に切って貼り付けるだけなので、誰でも簡単に作業することができます。

まずは、一番簡単な動力車から。
分解した状態がこんな状態です。

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カトー純正の室内灯を支えるためのツノが邪魔になるのですべてカットします。
スッキリしましたが、もうこれで純正室内灯を付けることはできません。

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この状態に床板やシートのシールを貼った状態。
ほぼまっ平なので、簡単に貼れます。シルバーシートも一応色分けしてみました。

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同じ要領で、Mなしの中間車も施工。
こちらは立体的な造形なので、自作シールの効果がよくわかります。

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やや面倒なのは先頭車。今回、6両中4両が先頭車なので面倒です。
ヘッドライトユニットへの集電やスイッチの関係で床板に凹凸があるため、手間がかかります。
まあ、それでも時間をかけて落ちついて貼れば、このような状態になります。

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室内灯を付けた時の見え方が楽しみになって来ました。
次回に続きます。

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2022年11月23日 (水)

トミックス  50系5000番台の整備(その2)

50系5000番台の整備を進めます。

車内の塗装の続きです。 
床とシートを筆塗りしたあとは、シートカバーとひじ掛けの塗装をおこないます。
シートカバーは白、ひじ掛けにはグレーを塗ることになりますが、今回はガンダムカラーを使用しました。

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筆塗りより簡単な気がします。ですが、ホワイトは隠蔽力が低いためなのか、2度塗りが必要でした。
ひじ掛けは目立たないので、気になる人は塗ればよい、というレベルですかね。

そして今回車体をバラして気になったのですが、車体の内面側がブルーになっています。
車体色は塗装しているのではなく、ブルーの材料で成型されているのですね。トミックス製品にはよくあるパターンです。
車内の側板が青いため、このまま室内灯を付けると見た目がすごく不自然なんです。
何となく、青っぽくなってしまって現実味がない感じになってしまいます。
そこで、窓から見える範囲の側板になる部分を少しだけ実物に近付けてみました。
実車の側板の色はアイボリー系のようなので、とりあえずガンダムカラーの白を上の写真のように窓ガラス板に塗ってみました。
結構簡単にできますが、窓ガラスの部分にはみ出ないよう注意が必要です。

これを車体に戻して、室内灯を取り付けます。

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青いはずの側板部が白くなっているのが分かります。
室内灯には、グランライトプレミアムのナチュラルホワイトを減光側で使用しています。
天井部に製品の両面テープでべったりと貼り付けています。集電方法は、スプリングを用いたトミックス方式としましたが、見た目の点から私はどうにもこの方式は好きになれません。
今回もオハはカトー方式の集電方法を採用することが出来そうでしたが、上の写真のようにオハフはカトー方式では出来そうにありません。
自分の技量を考慮して全車トミックス方式の集電方法を採用しました。

組み上げて点灯してみます。まずは、昼間の状態から。

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白いシートカバーが目立ちます。窓間の側板が白く塗ってあるのも効果的なようです。
塗り残しの部分がちょっと目立っているような・・・。
それ以上に目立つのは、集電用のスプリング。黒く塗ろうが、何をしようがコイツは目立ちます。
オハだけでもカトー方式にしたほうがよかったかなあ、とちょっと後悔しています。

続いて夜景。

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スプリングがさらに目立つことに。でもそこは見ないことにしよう。
側板の塗装がとても効果的だと思います。車内の暖かい雰囲気が出ていてイイような気がします。

編成に仕立てて、いつもの場所で記念写真!
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まあまあの見栄えになりました。
今回は取り合えず整備完了とします。

が、問題発生です!

新車のはずのED76の走行が不調です!
走行中、突然停止を繰り返し、最後は赤ランプで完全停止。
少々時間をおくと復活して、また同じことの繰り返し。
完全にM-9モーターと同じ症状なんですけど、これM-13になっても結局改善されていないみたいです。
私の個体だけがハズレなのか?みなさんのED76のご機嫌は如何でしょうか?

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2022年11月20日 (日)

トミックス  50系5000番台の整備(その1)

やっと入線したトミックスの50系5000番台ですが、気になるところが多々あるので、それらを解消していくことにします。

まずは、定番のカプラー交換。定石通りTNに換装したいところですが、TNは非常に高価。今回は予算重視ということで、カトーカプラーに交換することにしました。このカプラーの良い点は、安いこと。そしてジャンパー線が表現されていることでしょうか。逆に悪い点は、トミックスの車両に付けるのに難があること。コレはメーカーが違うので仕方ない話ですね。

ではやってみます。
組み立てたカプラーですが、このままでは車間が広いままになってしまうので、根元の部分をカプラーがバラバラになる限界まで削り落とします。

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カプラーポケットにカプラーはめ込みますが、この際に余っているプラ板などを写真のように詰め込んで、カプラーを車体中央側に引っ込ませます。台車とカプラーの遊びがなくなり、カプラーは台車にガチガチの状態で固定されてしまいますが、実用上まったく問題ありません。

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実際に連結して、加工前と比較してみます。
写真の上の車両はカプラー加工前の状態。対して下の車両は加工後のもの。1㎜ぐらいは車間を詰めることができたのではないでしょうか?
たかが1㎜、されど1㎜。どう感じるかはあなた次第という話ですが、ソコソコ効果はあったと感じています。

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続いて、車内の塗装を行います。窓が大きい分、この車両は車内の様子が目立つのです。
分解するとこのとおり、クリーム色単一色で整形された内装となっています。窓からイスがずらっと並んで見えるのは壮観なのですが、現実と違い過ぎる色遣いは不自然です。これを実車に似せた感じで着色していきます。

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今回は、筆塗りで頑張って塗装してみました。
YouTube、雑誌、ネット記事などを参考にして、車内の配色を確認してみました。
床は濃い目の茶色のようでリノリウム甲板色としました。シートのモケットは柄付きのものですが、柄の部分の再現はスルーして全体的な雰囲気を木甲板色を使用してみました。

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素人の筆塗りですからね、塗りムラやはみだしなど多々ありますが、あまり細かいことは気にせずに作業を進めます。
細かい作業をすることで、集中力の鍛錬と認知症予防に少しでも役立てばよい、ぐらいの気持ちでやっています。
6両、同じ作業を繰り返すことになります。

次回に続きます。

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2022年10月 3日 (月)

トミックスのED76-551と50系5000番台が入線しました 

快速海峡、やっと揃いました。

7月初めごろに手元に届いてはいたのですが、、御存じのとおりED76がリコール。

手元の車両もひさしが折れており、メーカーに送り返しておりました。

やっと手元に戻って来たので入線整備を行いました。

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ED76-551を見てみます。

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よい面構えです。ヘッドマークは付属の物を付けました。

特徴は、何と言っても下半分がグレーの塗装。

たった1両だけ青函トンネル仕様に改造されてしまったからこんな塗装になってしまったのでしょうか?

理由はともあれ、目立つ存在であることには間違いありません。

手元にはカトーのED76-500もいるので、今度じっくりと違いを比べてみたいと思います。

側面はこんな感じ。

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中間台車の上がスカスカ気味です。実車の構造上仕方ないのかも知れません。

カプラーを付け替える際に車体を分解しましたが、再組立てした際に下回りが非常に外れやすいことに気付きました。

車両を持ち上げる時に、油断していると下回りが落下してしまいそうな感じがします。

いつもなら、もう少しカチッとハマる気がするのですが、こそ車両は取り扱い要注意のようです。

続いて、客車を見てみます。

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50系客車も、塗装と窓の改造で大きく見栄えが変わるものです。

レッドトレインからブルートレインもどきになってしまうんですね。

青の塗装はマイクロエースより明るめ。登場時から日に焼けたらこんな感じになりました、という所でしょうか。

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テールライトは、車端の両側が光ります。片側だけ光ればよいような気がします。

所属標記類は何も表現なし。他のモデルでは、細かなインレタが付属するものもあります。

ちょっとモデルによって表現力の落差が大きすぎるような気がして残念です。

インレタの『Gマーク』って何でしょう?お好みで付けて下さい、とありますが、どこに付けてよいのかわかりませんでした。

不親切なのは相変わらずのようです。

片側のオハフには、当初からダミーカプラーが付いています。

ですが、座席の向きを考えるとこちら側にダミーカプラーが付いているのはおかしいのです。

こちら側に機関車を付ける仕様なのに、なぜダミーカプラーを付けて販売するの?

反対側のオハフにわざわざ付け替えさせるのは、ユーザーに不便をさせているだけだと思うのですが。

カプラーは、機関車と連結する側のみTNに交換し、中間部はカトーカプラーNに交換しました。

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交換前から気になってはいたのですが、車間が異様に広い!カトーカプラーで少し狭くなったのかも知れないけれど、広い!

コレはTNにしろ!とメーカーから強制されているのでしょうか?それとも、カトーの貨物用の短めのカプラーにするのが良いのか?

悩むところです。

更に個人的に気になる点ですが、車内が真っ白である点。

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窓が大きいので目立ちます。室内灯入れたら、悲劇的に目立つことでしょう。

実車は確か新幹線の座席を取り付けていたような気がします。

実車は茶系統のシートに白いヘッドカバーを掛けた状態のはずなので、模型は印象が全く異なります。

時間を見つけて塗装することになるんでしょうね、多分。

 

まあ、色々といじり甲斐のある車両であることには間違いないようです。

年末に向けて、楽しめそうな題材ができたということにしておきましょう。

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2022年8月13日 (土)

マイクロエースの西武4000系『52席の至福』が入線しました

昨日、ジョーシンさんから大きな箱が届きました。

中身は、マイクロエースの西武4000系『52席の至福』でした。

早速、試運転です。

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実車を数回見かけたことがありますが、雰囲気は良く表現できていると思います。

細かな模様が実物と合っているのかはわかりませんが、印刷はとても綺麗で好感が持てます。

ヘッドライトも綺麗に輝いています。

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秩父の山の中をのんびりと走るイメージが強い列車です。山岳路線の風景に映えるように思います。

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運転席後ろの『52席の至福』のマークも綺麗に再現されています。

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屋根上はあまり特徴がないのですが、パンタ付きの車両だけは賑やかです。

近年の車両には無い、昭和の雰囲気が漂っています。

マイクロエースはパンタグラフうまく上昇しない、上昇しても位置を保てないといった不良品であることが多いのですが、この製品は大丈夫でした。

1号車から順に側面を見ていきます。

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1号車。車内がガラーンとしています。イベントで使う車両との事です。

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2号車。レストランとなる車両。テーブルの上のシャンデリアがとても綺麗に光ります。

光量が多すぎで、室内灯が必要ないのではないか?と思えるほど眩しいです。

もうちょっと控えめな明るさでもよかったのではないかと思います。

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3号車。厨房だそうです。反対側の側面は、窓の大半が埋められています。

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4号車。レストランとなる車両。こちらもシャンデリアが光ります。

 

走行性能は問題なしです。気持ちよく走ってくれます。

この車両はノンビリ走る車両ですから、スロー走行の性能が問われると思います。

まったく問題なしで、異音もなくスーッと走ってくれます。

 

西武沿線に住んでいながら一度も乗ったことがないこの列車。

新宿線沿線住人だからあまり関係ないというのが言い訳ですけど。

登場して間もなくコロナが流行するという不運な車両でもあります。

4000系自体の車齢が相当なものですから、いつまで現役で走ってくれるかわかりません。

チャンスがあれば一度乗車してみたいものですが、いつの日になることやら。

 

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2022年8月 7日 (日)

トミックスのキハ183系スーパーとかちに手を加えました

今回アップするトミックスのキハ183系スーパーとかちは、私が社会人になって2~3年目に購入したもの。

約25年前の製品となります。品番は、92638のものです。

もう世間的には骨董品の部類に入る製品かも知れません。

この車両を、数か月前からチョコチョコと空き時間を見つけて手を加えていました。

今回はその経過をまとめて記録にとどめてみたいと思います。

 

先頭車キハ183を分解してみました。

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当時の車両は、長ねじで車体の上下の部材を固定する方式でした。

今回、室内灯をメーカー純正品からグランライトに交換するにあたり、このねじが非常に邪魔になりました。

そこで、写真にあるようにグランライトを一部切断して銅線で切断した部分を配線しました。

ねじを避けて照明を配置するにはこの方法しかありません。

車体を表側にすると、運転席まわりが真っ白のままです。

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まあ、コレはよくある話なので、黄緑色の室内色とシートをブルーに塗ってそれらしく仕上げました。

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筆塗りの雑な塗装ですが、窓ガラスを被せるのでこれで充分です。

この時代のヘッド・テールライトは、どこのメーカーも豆電球が常識でした。

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先日購入して余っているLEDと定電流ダイオードがあるので、これに換装します。

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うまく出来た!と思ったのもつかの間。車体を被せて試験点灯すると、ヘッドライトがすぐに点かなくなりました。

原因が分からず何度も分解して確認すると、どうやらLEDがショートしてしまうようでした。

1枚目の写真にチラッと写っているのですが、この照明ユニットの上に金属製の重りを被せるため、コレが配線に触れてショートするようです。

そこで、剥き出しになった配線部分の一部にセロテープを巻き付けて絶縁処理を行いました。この処理を行ったことで、ショートすることは無くなりました。

豆電球とLEDの違いは結構なものでした。

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左が豆電球、右がLED。その差は歴然としていますが、白色光で不自然なので、レンズへの塗装で色味を誤魔化したいと思います。

それより大問題が発生でしました。運転席を上下に貫くオデコのシールドビーム用のレンズが、車体分解時に折れてしまいました。

その結果、シールドビームが点灯しない・・・。コレは何とかしないといけない。

色々考えた末、クリアパーツの一部を切断して新たにシールドビーム用の光源を設置することとしました。

新たな光源として、手元にあったきらめきライトの垂直照射タイプを使用しています。

非常に小さなパーツで、写真に映っているように車体の切り欠きを一部拡大するだけで簡単に取り付けることができました。

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電源は、室内灯から取るようにしています。

クリアパーツを差し込んで試験点灯。

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ちゃんと光りました。クリアパーツはそのままだと側部が光ってしまい、運転席の中に謎の発行体がある状態になってしまいます。

これを防止するために、クリアパーツ側面を黒マジックで塗って光漏れがないようにしました。

車体をすべて組み上げて、点灯確認!

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まあ、イイ感じじゃないですか。眩しすぎかも知れませんけど。

続いて室内灯の整備。

先に書いたように、純正品からグランライトプレミアムに交換しました。

純正品だと、どうしてもキサロハの1階部分を明るくすることができません。

そこで自由度の高いグランライトの出番です。

キサロハは地道に1階部分にグランライトを取り付けるだけでさほど加工が難しいわけではないため紹介を省略。

面倒なのはやはり2両のキハ183。

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ねじを避けるのも面倒ですが、天井に梁みたいな部材が横断しており、そのままグランライトを接着することができません。

そこで、梁の一部に切り欠きを入れてペタッと天井にグランライトを貼り付けました。

なお、集電バネは純正照明用のバネ通し穴は使用せず、写真に映るように運転席側に開いた穴を使用しました。

コレは、バネが外から丸見えになるのを防ぐための処置です。

当時のトミックス製品は、集電バネが外から丸見えなんて当たり前でした。今の製品は、バネが目立たない位置に来るように配慮されるようになりました。ちなみに、動力車を除く中間車の台車には、集電パーツが付いていません。これも当時の常識ですが、別売りの集電金具と集電バネを購入する必要があります。今ではあり得ないので、若い方はわからない話ですね。そんな時代のゆるーい製品です。

続いて、室内に手を加えました。

ありきたりですが、シートカバーを白く塗って表現。瓶入り塗料をつまようじの先に付けて、チョコチョコと塗装しました。

手塗りなのでサイズにバラつきが出てしまうのは止むを得ませんが、ぱっと見でそこにカバーがあるのが分かればイイ、と割り切って作業しています。

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シートや通路のカラーを色々調べたのですが、目指した時代が製品のカラーとさほど違いがなかったので、今回はシートカバーの塗装のみにとどめました。

車体を被せて、室内灯を点灯して中を覗くとこんな感じに見えます。

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あんまり細かいこと言ってもしょうがないですからね、第一印象最優先ということで妥協しましょう。

室内灯を付け終わった時点で、部屋を暗くして見栄えを確認。

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グランライトプレミアムのナチュラルホワイトをL側で使用しています。

キサロハの1階部が点灯しているのが嬉しいです。

部屋を明るくすると室内灯が明るすぎなくてよい感じです。

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ルーバーなど、少々ですが汚しています。

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古い製品だけに、彫刻がどうしても甘めです。そのままではノッペリとした感じが拭えませんが、スミ入れすることでメリハリをつけることができます。

最後に、全車を側面から見てみます。

1号車 キハ183

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2号車 キサロハ182

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3号車 キハ182

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4号車 キハ182-500番台(動力車)

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5号車 キハ182-500番台

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6号車 キハ183

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古い車両ですが、動力車も調子が良く好調な走りです。

実車は引退してしまいましたが、模型の世界ではまだまだ走り続けます!

次は何をいじろうかなあ。

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2022年7月31日 (日)

2022年7月24日の様子です

久々に、レイアウトに進展アリです。

レイアウトに手を加えるのは昨年11月末以来。

サボっていたわけではなく、車両の加工に忙しくてなかなか手を付けられなかったためです。

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2022年7月24日の定点撮影。

あまりに久々過ぎて、どこが変わったのかわからない・・・。

1か所目は、牧場の入口付近。

地面を作ったまま、ほったらかしでした。

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発泡スチロールの地盤も一部には穴が開いている箇所もありました。

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芝生を貼り付け、ポプラの木を2本植樹。

開口は極力埋めて、ライケンで緑化。さらに、敷地境界付近に赤い花を植えて花壇のような雰囲気にしてみました。

お客さんが通ると想定した歩行者通路は、カトーの砂利を模したシートをカットして貼り付けました。

歩道用のカラー舗装にも見えなくない仕上がりになりました。

サイロの前の部分は車両の出入りがあるため、コンクリート舗装に見えるようグレーの物を使いました。

2か所目はレイアウトの一番奥のあたり。定点写真では確認しづらい範囲です。

地肌剥き出しの部分の緑化を進めました。

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着工前はこんな感じでしたが・・・

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夏の訪れとともに、緑がフサフサとしてきました。

あとは展望台を整備するのみです。あっ、レールも塗らないとダメか。

やってみれば大したことない作業ですが、何しろ手が届きにくい。

かつ、普段走行させる分には目につきにくい箇所だったので、あまり気にしていなかったのです。

結構かかったなあ、ここまで来るのも。急いだわけではないけど、ちょっと時間かかり過ぎか?

まあ、『レイアウトに完成はない』という言葉もあるし、自分のペースで続けていければよいのかと思います。

 

話は変わって、インフレについて。

ここ数年、鉄道模型の値段も徐々に高騰していましたが、このインフレでさらに上昇することになりそうです。

いままででも十分『高いなあ』と思ってきましたが、これが『さらに高いなあ』となるわけですね。

元々、ぜいたく品なんでしょうからある程度高価なのは仕方ないと思います。

でも、さすがにもうこれ以上の価格高騰にはついていけないなあ、と言うのが本音です。

まあ、自分の所得が上がれば別の話なんですけど、それは限りなく無理な話。悪いことでもすれば別ですが。

幸いにして、欲しいなあと思っていた車両の大半は入手済みです。

これからは、的を絞って購入していくことになるのでしょう。

インフレが落ち着いて、所得が物価に追いつくまではそんな感じにならざるを得ないと思います。

かつて、消費税が導入されて価格がドーンと上がった時も、慣れるまでに数年かかりました。

そこで、新車の購入を控えめにしている間に、入手済みの車両の整備を進めて行きたいと思います。

室内灯取付やヘッドライトLED化、車内の塗装や外回りの墨入れなど、新車購入費用に比べたらはるかに安い金額で楽しめることは結構ありそうな気がします。

新製品の価格が高騰するということは、値段の安い中古車両の流通が良くなるのかも知れませんね。

ここ数年の車両でしたら、結構細かいところまで作り込まれていますから、わざわざ高価な新車を買わなくてもよいのかも知れません。

特に、工作派の人なら中古を安く買って自分仕様に仕上げるのはアリですね。

メーカーでだって、好きで値上げしているわけではないのでしょうけれど、このまま行ったら『鉄道模型=貴族の道楽』みたいな感じになってしまいそうで、なんだか嫌ですね。

まあ、私はなるべくお金を掛けずに楽しむつもりですけれど、鉄道模型ファンの皆様方はどんなふうに続けて行くのかなあと思う今日この頃です。

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2022年7月24日 (日)

カトーの103系の整備(その4)

カトー103系への手入れもいよいよ終盤です。

最後に残るのは、ヘッドライトとテールライトの照度アップです。

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前にも載せた写真ですが、とにかく暗い。40年前はヘッドライトが光るだけでも嬉しかったのですが、さすがに現代ではコレは受け入れられません。

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ライトユニットは昔ながらの豆電球。ちょこっとくっついているのは抵抗なんでしょうか?

電気関係に疎い私にはなんだかわかりませんけど、LEDに換装しなければならないことだけはわかります。

以前の私なら、ハンダ付けを必要としないきらめきライトへの換装を考えていたかも知れません。

ですが、発売元の御店主様が病気療養中とのことで入手不可。一日も早いご回復をお祈りいたします。

更に某社のMライトも欠品!さて、困ったもんだ。

自分でどうにかするしかない、と思ってネットで検索したら、結構作例が紹介されておりました。

電気ど素人の私は、ただ真似させていただくしかありません。

色々ある中で簡単そうだったのは、3㎜砲弾型LEDと定電流CRDの組み合わせ。

ネット記事を参考に組んだのが下の写真です。

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車体に組み込んで点灯試験です。

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ヘッドライトよし!

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テールライトもよし!

実際に車体を被せてどんな感じに見えるか確認します。

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向かって左がLEDに換装した車両、右は豆電球のまま。

照度の違いは明らかです。LED、眩しすぎかも知れません。

白色LEDを今回使いましたが、電球色LEDを入手できるようであればそちらを使う方が実感的かも知れません。

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同様にテールライトも検証。

左がLED換装車なのですが、写真だと違いがほぼわからない結果に。

でも、肉眼で見るとはっきり違いが分かるので交換した価値はあります。

こちらも赤色LEDを入手できるならば、そちらを使う方が実感的かも知れません。

 

LED換装のついでに、大きすぎるライトユニットカバーを改良します。

現状は、側窓から見えすぎる状態で不自然です。

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分解した時に分かったのですが、カバーにはこんなに厚みは必要ない。

そこで、可能な限りカバーを削ってみました。削った部分にぽっかりと大きな穴が開くので、黒いシールを貼って隠しました。

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これで少しは目立たなくなるはず。

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腕に自信のある方なら、もっと低く抑えることが出来そうな気がします。

ですが、今の私にはそこまでチャレンジする技量と時間はないと判断しました。

室内灯取付とヘッド・テールライトの交換が済んだので、夕景にて見栄えを確認します。

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イイ感じの明るさになりました。

室内灯は、グランライトプレミアムのナチュラルホワイトを取り付け、L側で使用しています。

明るすぎず。暗すぎず、これぐらいで丁度よいと感じています。

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ヘッドライトプリズムにオレンジを塗りたいのですが、手持ちがないのでそのうちに実施してみます。

ヘッドライトを換装した際に、運転席がやや明るくなってしまうことがわかりました。

その際に無塗装のグレーの運転席背面壁が丸見えになってしまいます。

そこで手元にあった黄緑色を筆塗りしておきました。少しはそれらしくなったかなあと思います。 

 

まだまだ手を加えられそうなところがあると思いますが、今回の加工はここまでとしたいと思います。

実車は京浜東北線から引退して随分になりますが、私のもとでは永遠に走り続けてくれることでしょう。

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