« アクセス地域ランキング | トップページ | 183系ウェザリングその3 »

2010年6月 9日 (水)

懐かしのレイアウト

P91615561_2 今は無きレイアウト

パソコンの中を整理していたら、こんな写真のデータを見つけました。

 転勤に伴い、解体の憂き目に遭った「北海鉄道」のレイアウトです。こうして知らない人が見れば、建築用のスタイロホーム1枚の上に並べただけのレイアウトには見えないかも。ローカルムード満点!

 右側の法面形状にも職業柄のこだわりがあります。法の中段に小段があるのですが、これを作る人はなかなかいないはず。人工的に法面を作る場合には高さ5~7.5mに1箇所ずつ小段と呼ばれるステップを設けるのが業界では当たり前なのです。そして法勾配も切土の場合はどんなに急でも写真のような高さ:奥行き=1:1(45度)程度です。上に列車が走る訳ですから、急斜面では土砂崩れの危険性が高まりますね。レイアウトの寸法上法面を十分に設置できない場合には現物にならい、コンクリート構造物等を配置して補強するとそれらしく見えるはずです。写真の法面は良質な地盤における切土法面を整形したものとして製作していますので、形状的には合格点かと思います。

 そういえば、この当時のブログは写真のサイズが大きかったので、全部画面に映らなくて皆様に多大なるご迷惑を掛けていたようです。今回サイズを下げて掲載しているのでそんなことはないと思います。

 今考えると、レイアウトのために一部屋借りるなんて本当に贅沢な話ですね。そんなことしてれば、そりゃ、独身生活も長引く訳だわ・・・。でも楽しかったなあ、この頃は。また掘り出しものの写真と出会ったら掲載するとします。

以降、2010年6月11日に追記しました。

 久々に北海鉄道のレイアウトを紹介しました。かつてはこの製作記でネタをずいぶん引っ張っていたのですが、解体から早2年。そろそろ過去の経緯を知らない方も多くなるころかと思いますので、再度このレイアウトを紹介したいと思います。

 このレイアウトは当時仕事で住んでいた占冠を走る石勝線をイメージして製作しました。北海道の方はご存知かと思いますが、石勝線は千歳と道東・帯広方面を結ぶ短絡線として昭和50年代に開通した比較的新規の路線です。当初から高速運転を目標にして作られたため高規格な設計でしたが、スーパーおおぞらの運転開始にあわせてさらに高速化がはかられました。新夕張から先は無人の山岳地帯を突き進み、占冠・トマムの駅周辺以外では人家はほぼ存在しない自然味あふれた路線であり、このレイアウトのモデルとした区間となっています。 

 レイアウトの中に駅舎はありますが、民家は一軒もありません。前述のとおり、ほとんど家がない路線のため作る気もありませんでした。また、この駅は、写真の奥のほうに存在する花畑への玄関口としてできた駅としています。観光地帯に存在する駅ですね。ただし、ダイヤの関係上交換設備や小規模の留置線を設置せざるを得なかった駅という設定です。またこの駅は見てのとおり、クルマでは行けない駅としています。いわゆる、秘境駅ですね。

 石勝線名物のポイント付近のシェルターの表現は省略しました。脱線したときの復旧が大変なことと、シェルターの規模が意外と大きなものになってしまい、作るのが大変になることから省略しています。それにポイントを渡る列車の姿は見ていて楽しいものだと思います。これを見れないのはつまらないと思いました。

 写真の奥のほうに見える花畑は、美瑛にある『四季彩の丘』をモデルにしています。実物は列車から眺めることはできないのですが、できたらいいだろうなという勝手な思いつきからこのような配置にしています。運転ポジションから見て左側を花畑と一部に牧場を配置し、右側は鬱蒼とした樹海を再現する予定でしたが、牧場はまったくの手つかずとなり、樹海はゴルフ場の林程度まで植林するまでで取り壊しとなってしまいました。

 レイアウト中央付近に存在するトラス橋は、石勝線の新規開業区間には存在しないものですが、見た目が良く、アクセントになる構造物を入れたかったので無理やり押し込みました。

 山岳や丘のような地形が存在していますが、ありえない山や切土法面形状といったものは極力排除しています。無謀な地形を作り、そこに列車を走らせることは『おもちゃらしさ』を助長する大きな原因となるので特に注意したつもりです。

 製作当初から、取り壊し解体する際の利便性を考慮した設計となっている『仮設の』レイアウトなので、じっくりとした作り込みは当初から予定していませんでした。ベースも建築用の厚さ5センチ程度のスタイロホームだけ。穴は開けたい放題なので、ポイントの設置も楽におこなえます。この写真では、駅付近の線路脇にはきれいにバラストが散布されているかのように見えますが、実際には茶色の紙やすりを貼り付けただけです。よって脱線厳禁区間となっています。列車が脱線しそうなところには、クッション材代わりにグリーンパウダーやスポンジを少量貼り付けています。仮設のレイアウトならこんな方法もアリなんですよね。

 完成品を極力用いるようにして、すぐに楽しめるレイアウトつくりを目指しましたが、結局完成には至りませんでした。数ヶ月掛けて作ったレイアウトも1時間程度で綺麗に解体して大半の資材は産廃処分となったのでした・・・。ああ空しい!また作りたいなあ、レイアウト。

 

| |

« アクセス地域ランキング | トップページ | 183系ウェザリングその3 »

趣味」カテゴリの記事

鉄道模型」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

コメント

コメントありがとうございます。
このブログも始まりから数年経っているため、内容を知らない方も多くなっていると思われます。再度、少し詳しく説明したほうがよいと思いますので、本文中に追記させていただきます。
土建屋さん勤めのため、地形や構造物に関しては他人よりも多少は詳しいつもりです。いろいろなレイアウトを見ましたが、出来がいいなあと思うレイアウトはやはり地形の表現に無理がないものが多いように感じます。実物をよく観察すれば、さほど難しいことではないのですがなかなかそこまでやる人は少ないようですね。

投稿: 管理局長 | 2010年6月11日 (金) 16時23分

緑がいっぱいで建物がほとんどない、北海道らしいレイアウトですね。奥のカラフルな区間は富良野のラベンダー畑でしょうか?
うちのも今ので4代目くらいになりますが、最後までちゃんと完成させたものはなかったような・・・(^^;)

土木建築(?)に関して詳しいのですね。
築堤や川岸などは実際にはブロックなどで補強されている場合が多いけど、レイアウトを作る人はみんな土のまま急斜面を作ってますよね(笑)。

投稿: katsumi-k | 2010年6月11日 (金) 00時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 懐かしのレイアウト:

« アクセス地域ランキング | トップページ | 183系ウェザリングその3 »