走らせるところもないのに、車両だけが増える。このたび増えたのは、故郷埼玉を走る八高・川越線用205系。カトーから再販された車両です。茅野にいた頃、あずさで東京に出る途中、八王子で運が良いと見かけることができました。乗り入れ先の川越線でも見ることが出来ます。カプラーはカトーのカプラーですが、貫通幌は今回も付かず。連結間隔を短く見せることができるのに、なぜ付けない?車体の出来形が良いので本当に惜しい!
205系4連八高線カラー
その正面は埼京線用205系とは一線を画すスタイル。サハからの改造で生まれたのだとか。いかつさより優しさが感じられるスタイルとでも言いましょうか。私はこちらの方が好みです。下までまっすぐに落ちた側板は、国電スタイルを引きずっていると言えるでしょう。幅広車が主流の今では、ちょっと古臭い感じがします。前面のステッカーは貼るのに手間がかかりました。
正面
細かな標記も印刷で表現。ドアのスイッチも印刷されています。カトーはステンレスの質感の違いを表現するのが上手です。
運転席付近側面
4両しかないのだから、号車札も印刷してあれば文句なかったのに・・・。惜しい!最近の製品は優先席ステッカーも付属しています。行き先シールも当然付属。トミックスも少しは見習ってくれいっ!
シルバーシート側
パンタグラフはシングルアーム。ひし形と比べて、随分と印象が変わるものです。強度的にはちょっと不安が。洋服などにちょっと引っ掛けただけでも壊れそうで怖いです。
あっさりしたパンタまわり。
屋根上は、近年の電車らしくとてもあっさりとしています。ビードがあまり好きになれませんが、強度確保のためには仕方ないのかも知れません。クーラーは別パーツになっていますが、箱型ベンチレーターは一体成形。ちょっと実感に乏しいのが残念な点です。205系のベンチレーターはステンレスのものもあるようなので、銀色に塗ってみるのも良いかも知れません。
屋根上
走りは、フライホイール付きではないものの、良く走ってくれます。4両と短いので、多少の急勾配でも問題なく走行するでしょう。実物もかなりローカルな区間を走っているので、都会から田舎まで色々なレイアウトに似合う車両になりそうです。
それにしてもこのラインカラー、205系にしてはなかなか良いよ思います。オレンジ色の中央線と八王子で、緑色の川越・埼京線と川越で接続するからこの色になったんでしょうか?川越線は旧常磐線のような深緑色ですが、開通当初は黄緑色の103系(山手線のおふる)が走っていましたから黄緑も充分ありだと思います。それに、深緑にオレンジだったら、湘南色になってしまいますね。湘南カラーの川越線ってイメージが崩れそう・・・。
実は205系と同時に入線した車両があるのですが、今はまだ整備に手が回りません。いずれ報告ということで。
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