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2021年9月

2021年9月29日 (水)

カトー旧583系をアップグレードする(その7)

今回のお題は、『さらば銀屋根』です。

カトーの旧583系は新製当初の状態を忠実に再現したかったのか、屋根が銀一色です。

雨風にさらされて走っていれば汚れるのが当たり前でしょうから、これを模型の世界でも表現してみたいと思います。

ちなみに、今回私が汚れ具合の参考にした資料はこちら。

Img_1763

(雑誌『J train Vol.64』の583系特集より引用しました)

なかなか良い汚れっぷりです。何度かウェザリングを行ったことはありますが、今回はどこまでこの写真のイメージに近寄せることができるかなあ。

ウェザリングの方法は、これまでのやり方を踏襲しています。

屋根を分解して、タミヤのスミイレ塗料の黒を薄めに全体に塗ります。

Img_1700

屋根の部分は、塗料を薄めに塗るのがコツです。濃すぎると不自然になります。

ちょっと間をおいて、クーラーとベンチレーターの部分を綿棒で拭き上げます。

この時、事前に貼ってある紙シールがはがれないように注意が必要。私は、何カ所かはがれてしまいました。

次に、タミヤのウェザリングマスターでお化粧します。

Img_1703

過去の経験から、銀屋根に直接ウェザリングマスターを塗ると、乗りが非常に悪くて大変です。スミイレ塗料を先に塗っておくと、若干ですがガサガサとした仕上がりになるので、ウェザリングマスターの乗りが良くなります。

ウェザリングマスターの黒や茶色を塗り込んで上の写真のようになります。写真を見ながら、自分のイメージに近づけるように何度も修正をしていきます。

実際にレイアウトに乗せてどんな風に見えるかの確認も大事です。

Img_1707

試験的に2両で確認してみましたが、少々黒っぽい感じが強いようです。

そこで、ウェザリングマスターのグレーを上塗りして明るさを調整します。

Img_1737

最後に、艶消しクリアーを屋根全体に吹いて完了!クリアー吹き付けで、紙シールを保護する目的もあります。

また、屋根を触った時にウェザリングマスターが手に付くことを防止する意味もあるので、忘れないようにクリアー吹き付けをします。

ここまでやったところで、ウェザリング施工前の車両と見た目を比較してみます。

Img_1745

違いは一目瞭然です。

あくまでも個人の乾燥ですが、銀屋根と同じ車両とは思えないような落ち着きのある屋根の仕上がりになりました。

汚しの技術云々の以前に、艶消しクリアーがとてもよい仕事をしていると感じます。

Img_1743

前から見ても、オデコの自然な汚れ感がソコソコ表現できているかな、と。

屋根の下地の銀色の輝きがわずかに残っているので、グレーに塗装した屋根にウェザリングした場合とは少々仕上がりが違うのではないかと思います。

これで、貫通扉の周囲にスミ入れしたら、ソコソコいい感じの見た目になるのではないでしょうか?

10両を一気に仕上げる気力も時間もありませんので、続きは次回にさせていただきます。

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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2021年9月25日 (土)

カトー旧583系をアップグレードする(その6)

カトーの旧583系のアップグレードを進めています。

前回はAU15形クーラーのメッシュ部分をシールを貼って誤魔化すという暴挙に出まして、これを10両施工完了しました。

下の写真が貼り終えた状態です。

Img_1731

じっと見ていて思ったのですよ、何か物足りないと。

それは何?と問われれば、写真の赤丸を付けた部分です。

そう、箱型ベンチレーターの前後にあるはずのスリットがない!

リニューアルされた現行製品になっても、箱型ベンチレーターは屋根と一体成型のため旧製品と大きく変わっていないようですね。

トミックスの製品では別パーツ化されてスリットも表現されているので、こんなところで悩むことはありません。

これを何とかしよう!と考えてまたやっちゃいました。

Img_1729

紙シール作戦、第2弾発動!この写真じゃ何が写っているのか小さすぎて見えませんので、拡大します。

Img_1730

雑誌の写真を参考にして、AUTO CADでそれらしく作図してみました。

前回シールを作成してみて思ったのですが、キレイに切り出したいなら切り出し線をなるべく長く印刷してやることが結構役に立ちます。

こうすると、定規を当てやすいんです。

また、使用する部分同士は必ず間隔を開けてシート上に配置することも同じサイズに切り出す時に結構役だちます。

使用する部分同士をくっつけて配置すれば、切断する回数が減るので手間が省けるような気がしますが、さにあらず。

切断する時に誤差が生じるので、ひとつが小さくなればその隣は大きくなる、ということの繰り返しになってしまいます。

結局サイズがバラバラになってしまうので、1枚ずつ4辺を真面目に切り出した方が手間はかかりますがうまく切り出すことができます。

ということで、今回作成したシールもかなり余白を広めに取っています。

前回と同様に、艶消しスプレーをひと吹きして乾燥させてから切り出しを行いました。

実際に貼り付けるとこんな感じになりました。

Img_1732

うーん、まあいいんじゃないの。

『のっぺらぼう』よりはマシなのかなあ、と感じています。

Img_1734

現時点では接写で見ると紙の厚み分の白さが目立つのですが、遠目に見れば全くわかりません。

ウェザリングしたら、シールで表現されていることも分からなくなるのではないでしょうか?

この追加作業も、2.5時間かけて10両分を仕上げました。

切り出し作業のついでに、もう一つ気になる箇所を施工しました。

Img_1736

トイレの部分の窓になるのでしょうか?

製品のままですと、側窓と同じブルーの窓がここにあるのですが、少々違和感ありです。

そこで、白のマスキングテープを切り出して貼ってみました。

白い塗料を流し込むのもアリですが、イマイチの出来だったのでテープ貼り付けとしました。

なお、テープは外側から貼り付けています。

最初、内側から貼ってみたのですが、キレイな白色にはならず、薄いブルーになってしまいました。

旧製品の窓ガラスは、不自然なほどにかなり濃い目にブルーが入っているので少々迷惑です。

切り出しものばかりやっていたので、肩が痛くなりました。

今日はここまでにしたいと思います。

 

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2021年9月20日 (月)

カトー旧583系をアップグレードする(その5)

ただいま、4連休の3日目です。

時間に余裕があるので、ブログを更新することができました。

今日のお題は、『クーラーを何とかする』です。

先日までに、クーラーと箱型ベンチレーターの塗装を終えており、その先の作業です。

クーラーの塗装まで終えた状態ですと、下の写真のようになります。

Img_1670

これでも良いのかも知れませんが、実車のクーラーまわりは結構汚れており、特に前後左右のメッシュの部分は真っ黒に近いです。

色々な方々の作例を参考にさせていただきましたが、一番多いのがメッシュの部分を真っ黒に塗りつぶす方法。

やってみましたけどね、私の求めるものと何かが違う。

そこで、色々検討しまして、何か貼り付けたらいいんじゃない?と思い付きまして、作ったのがコレ。

Img_1669

ノギスで模型のクーラーを実測し、0.05㎜単位で寸法を設定し、AUTO CADで図面を描きました。

AUTO CADは仕事で使っているので今回使ってみましたが、無ければJW-CADをダウンロードすればだれでも無料で描けるはず。

描くのは簡単なのですが、プリンターの性能にかなり出来が左右されるので、線の太さやメッシュの間隔、色合いを変えた案をいくつも作り、実際に印刷して仕上がりの良いものを採用しています。

したがって、結構やりなおしが多かったです。

インクジェットプリンターを使って紙に印刷しているため、にじみ防止の意味で艶消しクリヤーをひと吹きしてから切り出しを始めました。

実際にこれをクーラーに貼ってみると、下の写真のようになりました。

Img_1673

よーく見ると、紙の厚さが結構目立ちますが、ぱっと見はバレない・・・。そんなレベルの出来でしょうか。

Img_1675

少々目立ちにくいかも知れませんが、クーラーの天端部にもファンが見えるメッシュを配置しました。

正直言いますと、この天端部分のメッシュの存在がある資料とない資料が乱立しており、これを表現するか悩みました。

多くの作例では、天端のメッシュは表現されていませんね。

でも、模型は上から眺める機会が多く、屋根上の表現は目立つのだ!ということが良くわかっているので、今回はそれなりに表現してみようということになりました。

いくら調べても、真上から写した写真が見つからなかったので、雑誌に載っている斜め方向から写した写真や、YouTubeの動画を参考にサイズを推定しました。

小さくて見にくいかも知れませんが、一応ファンらしいものを色を変えて落とし込んでみました。

1両できたのでレイアウトに置いてみました。

Img_1677

右のクハネが今回作業したもの。

2両目のモハネは、試験的に黒いシールを貼ってみた車両。

くっきり目立つのは黒シールですね。でも、味付け海苔が張り付いているみたいでちょっと違和感を感じます。

クハネの方ほうは控えめな表現かも知れませんが、この程度でいいんじゃない?と私は感じます。

紙の厚みについては、屋根を汚す際にどうにか誤魔化せると思います。

ということで、残り9両の貼り付け作業を頑張ります!

 

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2021年9月18日 (土)

カトー旧583系をアップグレードする(その4)

カトーの旧583系をゆっくりですがアップグレードしています。

旧車を自分なりの解釈で、どこまで現代的な内容に近づけられるかという実験みたいなものになりつつあります。

今回は、屋根上を一部塗装してみました。

Img_1624

上の写真は手入れ前の状態で、銀一色の新製時のような状態です。

ガイシの色も銀、クーラーきせも銀で不自然です。

ガイシとパンタを屋根から外し、プライマーを塗布した後にパンタは銀色で塗装。

ガイシは緑色に筆塗りしてみました。

ガイシは白の場合もあるようですが、屋根上のアクセントとして少し目立つ色にしたかったので緑色にしました。

私の好みを強く反映しているので、実車とは異なっているかも知れません。

AU15形クーラーと箱型ベンチレーターは、明るいグレーで筆塗りしました。

カトーさんのコストダウンの悪癖ですが、屋根と一体成型になっているため塗装が本当に大変です。

使い古した車両のように、屋根と一緒にグレー一色で吹き付け塗装をするのも一つの手ですが、今回は『銀屋根+グレーのクーラー+汚れ』という状態を目指すことにしました。

まあ、汚しかた次第ではどうにでも調整できるのではないか?という甘い考えもあったりします。

とりあえず、1両だけ試験的に塗ってみたら下の写真のようになりました。

Img_1660

写真で見るとクーラーとベンチレーターは銀色との差があまりわからないですが、肉眼だと差が分かります。

ガイシの緑は、少々明るすぎたかなぁ。

まあ、汚してしまえば馴染んでしまいそうな気がしますけど。

10両編成で並べてみると下の写真のようになります。

Img_1658

こうやって見るとクーラーの色の違いが良くわかり、手間を掛けて筆塗りした甲斐があったなあという気持ちになれます。

クーラーを塗装すると、どうしても気になるのはメッシュの部分の処理方法。

旧製品は何となく窪みが彫刻されているだけで、リニューアル品のようなメッシュの彫刻はされていません。

墨入れの際などにメッシュの部分を一緒に黒く塗装してしまうのが一般的なようですが、一度試しにやってみたもののなんだか見た目が変な状態になっただけでした。

こりゃあ、なんとかしないとだめだなあ。と思い、現在対策を検討中です。

ちょっと手間がかかりそうなので、続きは次回で。

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2021年9月11日 (土)

カトー旧583系をアップグレードする(その3)

引き続き、カトーの旧583系をいじっています。

今日のお題は、寂しい下回りの一部改良と貫通幌の取り付けです。

まずは下回りからいじります。

旧583系にはトイレタンクが表現されていません。

今の製品ならあって当たり前のようなものですが、2010年再販のこの製品にはそのような表現はありません。

設計が再販より数十前の製品ですから当たり前ですね。

そこで、ネットで色々調べまして、211系用の車端部床下機器がそれらしくマッチするらしいとのこと。

通販で部品を取り寄せました。

Img_1608

10個入りなので、10両編成はこれで充分のようです。

下の写真は、部品を取り付け前のスカスカの状態。

Nゲージを始めた頃は、コレが当たり前でしたし違和感も感じませんでした。

Img_1612

取り寄せた部品を、カプラーの付け根のあたりにポン付けしたら下の写真のようになります。

Img_1617

とりあえず、重厚感が増します。

当然ですが、カーブを走行するとトイレのタンクまで振れてしまうのですが、そこは見ないことにしましょう。

数百円の投資でコレだけ印象がアップすれば充分だと思います。

 

続いて貫通幌の取り付けです。

昔の製品には、貫通幌なんて付いていないのが当たり前でした。

(今でも付いていないメーカーがあるのはどうなんでしょうね。)

こちらもネットで調べまして、部品を取り寄せました。

Img_1609

20個入りなので、10両編成ではコレで充分のようです。

このパーツは、背面に突起が飛び出ているので、これを切断します。

あとはゴム系接着剤で貼り付けるだけで下の写真のようになります。

Img_1622

あっ、その前に貫通扉に手持ちのアルミシールを貼っておきました。

扉自体がクリーム色のままなので、幌を付ける前に貼り付けておきましょう。

貫通幌の貼り付けについては、注意点がひとつあります。

全車に幌を付けてテストランの際に気が付いたのですが、動力車の貫通幌が両隣の車両に当たって脱線することがありました。

動力を換装した関係で、この車両だけが台車マウントのカプラーになっているのが原因だと思います。

恐らく、他と比べて連結間隔が少しだけ短くなっているのではないでしょうか?

そこで、動力車の幌を一旦外してヤスリで削って薄くしました。

これを再度設置して今度は脱線もなく走行するようになりました。

 

本当に少しずつ進化している583系。

やることはいっぱいある気がしますが、次はどこをアップグレードしようか・・・。

今日はこの辺で失礼します。

 

 

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2021年9月 4日 (土)

カトー旧583系をアップグレードする(その2)

カトーの旧583系をアップグレードしています。

長期にわたって製品化され続けてきたこの製品は、お持ちの方も多いはず。

でも、近年発売されたリニューアル品に切り替えて、手放してしまった方も多いのかなあ。

日本の住宅事情を考えると、手放すこともやむを得ないかも知れませんね。

でも私は、可能な限り手元に置いておきたい派。

幸いにして、カトーの旧583系は造形に優れているため、最新仕様の車両と比べても大きく見劣りすることはありません。

ならば、物足りないところを整備してあげれば少しでも現代の仕様に近付くはずだ・・・。

旧車であっても、大事にしてあげたいものです。

そんな気持ちで、今日も作業を進めています。

 

今回は、ヘッドライトユニットの交換です。

旧製品は最終ロットであっても、豆電球のヘッドライトユニットを貫きました。

なかなか頑固です、カトーさん。

そこで、ライトユニットを交換することにしました。

Img_1567

今回使用するのは、モデルトレインプラスさんのM-LITE。

ずっと前に購入したものを使用しています。

やることは非常に簡単で、車体を分解してライトユニットを取り出して交換するだけ。

バラす時に、レンズを折らないように注意が必要ですね。

Img_1556

上の写真の、茶色い基盤が純正の豆電球基盤。緑の基盤がM-LITE。

オデコの補助灯を点灯させる必要があるため、LED発光部の向きを調整する必要がありますが、コレは現物合わせで行いました。

特に難しい作業は無かったので、途中の写真は省略しまして交換後の比較写真をみてみましょう。

まずは前進状態。

Img_1559

見ての通りなんですが、左がM-LITE取付後で右が純正豆電球の状態。

写真で見るとLEDは光り過ぎのように見えますが、実際はここまで眩しくはありませんし、ヘッドマークもよく見えます。

こう見ると、豆電球は悲劇的に暗いです。

続いて後進状態。

Img_1562

見ての通りです、ハイ・・・。

LEDは写真で見ると明るすぎですね。

前進、後進ともに言えることなのですが、ライトユニットの構造上どうしても光漏れがしてしまいます。

前進の際にはテールライトもわずかに光ってしまいます。

後進の際はその逆になります。

何とかできないかなあ、と思って分解して考えてみたのですが、良い案が浮かばなかったのでそのままとしました。

最後に、部屋の明かりを落として見栄えを確認してみます。

Img_1564 

イイ感じです。もう少し電球色っぽく黄色い光線にしてもよいかも知れません。

なお、旧583系の運転席には補助灯への導光パーツがセンターにドーンと通っております。

コレが、LED光源となると『光の柱』状態に輝いてしまい、不自然この上ありませんでした。

この解決策として、棒状の導光パーツを艶消し黒で筆塗りしました。

上の写真のように、補助灯直下の塗り残しの部分以外は光漏れがなくなり、不自然さがなくなりました。

夜行列車の雰囲気が楽しめそうです。

今日はここまで。

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