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2022年8月

2022年8月13日 (土)

マイクロエースの西武4000系『52席の至福』が入線しました

昨日、ジョーシンさんから大きな箱が届きました。

中身は、マイクロエースの西武4000系『52席の至福』でした。

早速、試運転です。

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実車を数回見かけたことがありますが、雰囲気は良く表現できていると思います。

細かな模様が実物と合っているのかはわかりませんが、印刷はとても綺麗で好感が持てます。

ヘッドライトも綺麗に輝いています。

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秩父の山の中をのんびりと走るイメージが強い列車です。山岳路線の風景に映えるように思います。

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運転席後ろの『52席の至福』のマークも綺麗に再現されています。

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屋根上はあまり特徴がないのですが、パンタ付きの車両だけは賑やかです。

近年の車両には無い、昭和の雰囲気が漂っています。

マイクロエースはパンタグラフうまく上昇しない、上昇しても位置を保てないといった不良品であることが多いのですが、この製品は大丈夫でした。

1号車から順に側面を見ていきます。

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1号車。車内がガラーンとしています。イベントで使う車両との事です。

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2号車。レストランとなる車両。テーブルの上のシャンデリアがとても綺麗に光ります。

光量が多すぎで、室内灯が必要ないのではないか?と思えるほど眩しいです。

もうちょっと控えめな明るさでもよかったのではないかと思います。

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3号車。厨房だそうです。反対側の側面は、窓の大半が埋められています。

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4号車。レストランとなる車両。こちらもシャンデリアが光ります。

 

走行性能は問題なしです。気持ちよく走ってくれます。

この車両はノンビリ走る車両ですから、スロー走行の性能が問われると思います。

まったく問題なしで、異音もなくスーッと走ってくれます。

 

西武沿線に住んでいながら一度も乗ったことがないこの列車。

新宿線沿線住人だからあまり関係ないというのが言い訳ですけど。

登場して間もなくコロナが流行するという不運な車両でもあります。

4000系自体の車齢が相当なものですから、いつまで現役で走ってくれるかわかりません。

チャンスがあれば一度乗車してみたいものですが、いつの日になることやら。

 

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2022年8月 7日 (日)

トミックスのキハ183系スーパーとかちに手を加えました

今回アップするトミックスのキハ183系スーパーとかちは、私が社会人になって2~3年目に購入したもの。

約25年前の製品となります。品番は、92638のものです。

もう世間的には骨董品の部類に入る製品かも知れません。

この車両を、数か月前からチョコチョコと空き時間を見つけて手を加えていました。

今回はその経過をまとめて記録にとどめてみたいと思います。

 

先頭車キハ183を分解してみました。

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当時の車両は、長ねじで車体の上下の部材を固定する方式でした。

今回、室内灯をメーカー純正品からグランライトに交換するにあたり、このねじが非常に邪魔になりました。

そこで、写真にあるようにグランライトを一部切断して銅線で切断した部分を配線しました。

ねじを避けて照明を配置するにはこの方法しかありません。

車体を表側にすると、運転席まわりが真っ白のままです。

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まあ、コレはよくある話なので、黄緑色の室内色とシートをブルーに塗ってそれらしく仕上げました。

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筆塗りの雑な塗装ですが、窓ガラスを被せるのでこれで充分です。

この時代のヘッド・テールライトは、どこのメーカーも豆電球が常識でした。

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先日購入して余っているLEDと定電流ダイオードがあるので、これに換装します。

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うまく出来た!と思ったのもつかの間。車体を被せて試験点灯すると、ヘッドライトがすぐに点かなくなりました。

原因が分からず何度も分解して確認すると、どうやらLEDがショートしてしまうようでした。

1枚目の写真にチラッと写っているのですが、この照明ユニットの上に金属製の重りを被せるため、コレが配線に触れてショートするようです。

そこで、剥き出しになった配線部分の一部にセロテープを巻き付けて絶縁処理を行いました。この処理を行ったことで、ショートすることは無くなりました。

豆電球とLEDの違いは結構なものでした。

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左が豆電球、右がLED。その差は歴然としていますが、白色光で不自然なので、レンズへの塗装で色味を誤魔化したいと思います。

それより大問題が発生でしました。運転席を上下に貫くオデコのシールドビーム用のレンズが、車体分解時に折れてしまいました。

その結果、シールドビームが点灯しない・・・。コレは何とかしないといけない。

色々考えた末、クリアパーツの一部を切断して新たにシールドビーム用の光源を設置することとしました。

新たな光源として、手元にあったきらめきライトの垂直照射タイプを使用しています。

非常に小さなパーツで、写真に映っているように車体の切り欠きを一部拡大するだけで簡単に取り付けることができました。

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電源は、室内灯から取るようにしています。

クリアパーツを差し込んで試験点灯。

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ちゃんと光りました。クリアパーツはそのままだと側部が光ってしまい、運転席の中に謎の発行体がある状態になってしまいます。

これを防止するために、クリアパーツ側面を黒マジックで塗って光漏れがないようにしました。

車体をすべて組み上げて、点灯確認!

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まあ、イイ感じじゃないですか。眩しすぎかも知れませんけど。

続いて室内灯の整備。

先に書いたように、純正品からグランライトプレミアムに交換しました。

純正品だと、どうしてもキサロハの1階部分を明るくすることができません。

そこで自由度の高いグランライトの出番です。

キサロハは地道に1階部分にグランライトを取り付けるだけでさほど加工が難しいわけではないため紹介を省略。

面倒なのはやはり2両のキハ183。

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ねじを避けるのも面倒ですが、天井に梁みたいな部材が横断しており、そのままグランライトを接着することができません。

そこで、梁の一部に切り欠きを入れてペタッと天井にグランライトを貼り付けました。

なお、集電バネは純正照明用のバネ通し穴は使用せず、写真に映るように運転席側に開いた穴を使用しました。

コレは、バネが外から丸見えになるのを防ぐための処置です。

当時のトミックス製品は、集電バネが外から丸見えなんて当たり前でした。今の製品は、バネが目立たない位置に来るように配慮されるようになりました。ちなみに、動力車を除く中間車の台車には、集電パーツが付いていません。これも当時の常識ですが、別売りの集電金具と集電バネを購入する必要があります。今ではあり得ないので、若い方はわからない話ですね。そんな時代のゆるーい製品です。

続いて、室内に手を加えました。

ありきたりですが、シートカバーを白く塗って表現。瓶入り塗料をつまようじの先に付けて、チョコチョコと塗装しました。

手塗りなのでサイズにバラつきが出てしまうのは止むを得ませんが、ぱっと見でそこにカバーがあるのが分かればイイ、と割り切って作業しています。

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シートや通路のカラーを色々調べたのですが、目指した時代が製品のカラーとさほど違いがなかったので、今回はシートカバーの塗装のみにとどめました。

車体を被せて、室内灯を点灯して中を覗くとこんな感じに見えます。

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あんまり細かいこと言ってもしょうがないですからね、第一印象最優先ということで妥協しましょう。

室内灯を付け終わった時点で、部屋を暗くして見栄えを確認。

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グランライトプレミアムのナチュラルホワイトをL側で使用しています。

キサロハの1階部が点灯しているのが嬉しいです。

部屋を明るくすると室内灯が明るすぎなくてよい感じです。

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ルーバーなど、少々ですが汚しています。

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古い製品だけに、彫刻がどうしても甘めです。そのままではノッペリとした感じが拭えませんが、スミ入れすることでメリハリをつけることができます。

最後に、全車を側面から見てみます。

1号車 キハ183

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2号車 キサロハ182

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3号車 キハ182

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4号車 キハ182-500番台(動力車)

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5号車 キハ182-500番台

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6号車 キハ183

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古い車両ですが、動力車も調子が良く好調な走りです。

実車は引退してしまいましたが、模型の世界ではまだまだ走り続けます!

次は何をいじろうかなあ。

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