トミックスDD51動力換装
動力換装、と言えば聞こえがイイですが、単に『調子悪いからモーター交換!』と言うことです。
北斗星系牽引用に2両在籍するトミックスのDD51JR北海道カラー。
1両は北斗星JR北海道仕様Ⅱに付属していた車両で、数年後に重連用としてもう一両購入しました。
最初に当初から在籍していたDD51の調子が悪くなりました。
走って止まってを繰り返した挙句ショート、といういつものパターン。
しまいには、完全に動かなくなってしまいました。
続いて2両目も数年後に同じ運命をたどりました。
修理に出そうかなあ、と思ってネットで色々調べると、出るわ出るわの同じ症状…。
この車両で使用されているM-9モーターがどうやら粗悪品らしいですね。
モーター丸ごと洗浄している人や、論文をメーカーに送り付けて戦っている人とか、世の中色々な人たちがいるものです。
電気的知識に疎い私ですが、これでも一応理科系大学卒です。
先に記した欠陥モーターである旨の論文はおそらく内容が正しいのだと思われます。
でも残念ながら、分解して清掃する技術もありません。
今できる最善の策は、分解清掃してダメならモーター交換以外には考えられませんでした。
そこでまず分解。
先日の485系もひどかったですが、今回も中華油がコッテリ・べっとりです。
ダイキャストの部分を通り越えて、サイドのラジエーター?の部分まで流出している状態でした。
本当にここまでグリス塗って出荷する意味ありますか?トミックスさん!
更に分解してみます。
シャフト~ウォームギアにかけては悲劇的なコッテリ状態。
これでよく走っていたなあ、と逆に感心してしまいましたよ。
モーターまわりを清掃して、通電テストを行ってみましたが、完全にご臨終でした。
M-9モーターは、つい先日に2個購入していました。
485系の分解清掃前にイヤな予感がしていたからです。
写真の上のモーターがご臨終のもので、下が新品のモーター。
見た目は変わらないのですけどね。
モーターを変えるついでに、ライトユニットも交換しました。
クリエイト工房の製品で、単に載せ替えるだけの簡単作業!
片側のLEDの数が2灯になっているので、明るくなるはずです。
2両の整備が終わったところで試運転。
多少のスピード差はありますが、重連運転は何とかこなしてくれそうです。
連結順序は固定としていますので、先頭に来る車両はライト交換車としています。
トミックスのDD51のライトは本当に暗いですが、写真のように明るくなりました。
機関車の後ろに続くのは特急つばめの13両編成の客車。
北斗星12両より1両多い編成を牽いて坂道を駆け上がりましたから、牽引力も確保されていることも確認できました。
ひとまずは、メデタシと言うことで。
今回の教訓。
トミックスのM-9モーターは、想像以上に評判が悪いみたいですね。
数年前にキハ182がダメになった時もM-9モーターで症状が全く一緒でした。
近年の製品に非常に多く使用されているようで、私も多く所有するキハ183系・キハ40系・485系などが該当します。
というより、大半がM-9モーター使用のようです。
ということは、さらに予備のモーターを用意していなければならないということなのでしょうね。
同じトミックスでも昔の製品のモーターは今でも平気で動いています。
見た目は良くなっていますが、性能は退化しているということなのでしょうか?
これなら、競合車種はカトーを購入したほうが安心できるということになってしまいますね。
コアレスモーターがこれからの標準になるみたいだけれど、品質を信用してしてよいものやら…、不安ですね。
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